摂食障害の原因 摂食障害治療
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摂食障害とは心理的ストレスや環境への不適応などによって引き起こされる精神的障害の事です。
主に若い女性に多く、近年の「痩せ願望」が大きな要因だと言われています。
別名「思春期痩せ病」と言われるくらいで、20歳前後の未婚の女性に多く見られますが、最近は10歳くらいから30歳以上の既婚者や男子にも発症しています。
世界中に例がありますが、ほとんどが先進国での発症です。発展途上国ではあまり見られない障害です。これは文化の違いや食糧事情の違い、生きる事への思いの違いもあると思われます。
摂食障害は大きく二つに分かれます。一つは拒食症(神経性無食欲症)、もう一つは過食症(神経性大食症)です。これらを合わせて摂食障害と言いますが、この二つには密接な関連があります。
食べ物を口にする事が出来ないのが拒食症です。反対に食べだすとブレーキが効かないのが過食症の場合はその前に拒食症になった人が多いと言われています。拒食で貯まったストレスが過食となって現れる場合もあるし、他の原因の場合もあります。
摂食障害はまだ病気として認知されてない側面もあるので治療もなかなか進まない事が多いです。家族や周囲の理解が摂食障害の一番の良薬なのですが、そこに問題があって摂食障害になった場合には改善が難しいのです。
自分ではどうしようもない、でも周りに相談も出来ずにどんどん悪化する例も多く見られます。まずはこの病気の事を正しく知って、予防や治療を行う事が大事です。
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摂食障害には拒食症と過食症があります。最初に兆候が現れるのは圧倒的に拒食のほうです。摂食障害を起こしやすいのは青春期の女性なのですが、もっと早く第二次性徴が訪れる12歳前後から起きる事もあります。
ちょうど子供から大人への入り口、過渡期の時代です。この年齢の女の子はとても繊細で傷付きやすい心を持っています。その時に身体の変化や体型に対しての悪口を言われるとそれがトラウマになりやすいのです。
言うほうは軽い気持ちで「ちょっとお尻が大きいよね」「最近太ったんじゃない?」などと言ってしまった事で食事を受け付けない摂食障害に陥るケースも多々見られます。
気持ちの上では「ちょっとだけ痩せれば友達を見返せる」と思うくらいなのですが、もっと内面では「大人になりたくない、お母さんのような体型になりたくない」という深層心理を見る事が出来ます。
このような場合にはいわゆる「子供の体型」が理想となるのですが、年々それからは離れていくわけです。それが堪らなく嫌ですべての食事を否定したりします。
食事を勧める母親を見ると大人の女性の体つきをしている…それが余計に嫌悪感を増す原因になってしまいます。身体の成長に心が追い付いていかない事で起こる摂食障害の例です。
小さい頃から「人に優しくするにはまず自分に優しく出来なくては…」という事を学んで欲しいです。自分の身体を愛する人は決して必要な食事を拒否するような事はしないでしょうから。