摂食障害の原因 摂食障害治療
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
スポンサードリンク
摂食障害の拒食症になった場合、体重の減少による様々な悪影響が身体を襲います。
女性であれば当然無月経になり、活動能力も低下します。しかし気持ちは高揚して、ひたすら運動を続けたりする人もいます。痩せていく事が喜びとなるので異常なほど明るく、活発に感じられる事も多く見られます。
又、筋肉が落ちる事で骨が露出し、ひどくなると床ずれを起こすようにもなります。低栄養になるので身体が防衛反応として活動を低下させ、低血圧、低体温になり顔や身体にむくみを見る事もあります。このむくみを肥満と勘違いしてなお一層の拒食に走る例もあります。
免疫力が落ちてちょっとした事で病気に感染しやすくなる。髪の毛が抜けたりするのに体毛が濃くなり、女性でも髭のようなものが生えてくる人もいます。
ここまで摂食障害が進むと周囲も気が付きますが、同世代とばかりいると似た様な状態の友達が多く、医者や親の忠告を聞き入れないケースが多いのです。
拒食症の治療が遅れると、ひどい人では脳の萎縮や骨粗しょう症も発症します。手遅れになり死に至る場合もあります。摂食障害の治療と平行して身体中の臓器の治療も行わなければ健康を取り戻せなくなります。戻れる段階で早く治療を行わないと最悪の事態を引き起こしてしまうのです。
食べると言う、生きていく基本の行動が出来ない辛い病気でもあります。心身ともに健康になる為にも摂食障害の初期症状を見逃さないようにしたいですね。
PR
スポンサードリンク
摂食障害になると自分を客観的に見る事が出来なくなります。言い換えると元々自分を冷静に見る事が出来ない人が摂食障害になりやすいとも言えます。
思春期を迎え、ふくよかな体型になってくるとつい体重が気になります。誰が見ても健康そうで一般的な体型であるにも拘わらず「自分は太っている」と思い込んでしまう。
しかし特に女の子は甘いお菓子が好きです。つい口にしてしまいます。たった一箱チョコレートを食べたからと言ってすぐに1kgも太るわけではないし、ウェストが3cmも増えるわけでもありません。でも「こんなに甘い物をたくさん食べてしまった…」という罪悪感から「これで太ってしまう」という強迫観念が生まれます。
昨日と同じ自分であるにも拘わらず、鏡の中のもう一人の自分がものすごく太っているように見えてくる。この食べた分を取り返すには夕飯を抜けば良いんだ…明日のお昼も食べるのをよそう…こうして拒食の道に進んでしまうのです。実際に太る恐怖と言うよりも、太るかもしれない妄想に怯えて摂食障害を発症する人も多く見られます。そういう人は決して太ってはいないし、過去にも肥満になった事も無いのに「自分は太っている」と思い込んでいます。目標のモデルさんの体型になろうと言う最初の目的は忘れて「とにかく痩せれば痩せるほどきれいになれる」と思っているので、それを間違いだと言うと怒り出したり治療を拒否したりします。
まずは自分の姿を客観的に見る事が出来るようにするのが摂食障害を治す一歩とも言えます