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摂食障害の発症の原因はダイエットなどの痩せ願望だと言われています。しかしそれ以外の例もあります。
いわゆるストレスや心的トラウマなどのはけ口として食べ続ける人もいます。食欲が抑えられないと言うよりも「食べる」という行為でのみ癒されるのです。だから許される環境にあれば一日中なにかを口に入れてしまいます。満腹であっても口に入れるという事を止められないのです。これは「無茶食い障害」と言われています。これも摂食障害の一つと考えられています。
拒食症や過食症は圧倒的に女性のほうが多いのですが、無茶食い障害は男女比の差があまり無いと考えられているそうです。日本よりも欧米のほうが患者数が多く、日本では診療期間によっては摂食障害と診断されない場合もあるようですが、異常な食欲による肥満や、限界まで達した自分の姿への嫌悪からくる拒食症の発症なども見られるので、やはり摂食障害の範疇だと言われています。
友達関係のトラブルやいじめ、家族や社会に対する不満などのストレスから好きな物を食べ続け、その為肥満になりなお一層外出しないで引きこもりになり、またそれがストレスで食べ続けるようになります。たまにテレビのニュースなどで「どこどこの国であまりに肥満した人を救出するのに家を壊した…」という映像を見た事がないですか? 自分で自分の体重を支えられないので歩く事が出来ないし、内臓の病気も重くなります。心臓も圧迫するので命の危険もあります。
日本では例が少ない理由はまだわからないようですが、食や生活の欧米化が進んでいる今、決して無縁の病気ではありません。
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過食症で辛いのは「止めたい自分」と「止められない自分」の両方がいる事を認識できる事です。
摂食障害はほとんどの場合拒食症から始まります。しかし生命の危機が訪れる前に脳が「食べろ!」という指令を出します。それまで食べなかった身体は、少しの食事でも体重の増加となって表れます。それに恐怖感を感じてしまうと今度は嘔吐と言う手段で反抗するのです。
そして食事を摂っても嘔吐すれば体重の増加が無いと知ると、食べる事が怖くなくなり、結果として過食嘔吐を繰り返すと言う事になるのです。
しかし多くの人が、夜中に食べ物を漁る自分の姿、そして便器に顔を埋めて吐き続ける自分の姿に嫌悪感を抱いています。でも自分で自分をコントロール出来ない…これが摂食障害の悲惨な実態です。
もちろん摂食障害と一口に言っても色々な例があり、嘔吐や下剤を使わない過食症の人もいます。しかしほとんどが太る事への抵抗を持っているので、今度は絶食などによる拒食に走ります。これは非排出型の過食症と言われています。体重の増加は過食の合間の絶食と夜中に歩き続けるなどの過度の運動でなんとか抑えています。嘔吐する事への抵抗が大きかったり、身体的に運動に耐えられたりする人だと、自分が摂食障害とは気付かずに「たくさん食べても次の日に食事を抜いたり、スイミングで2時間も泳ぐから大丈夫」と思っている事もあります。しかしきちんとした間隔、量の食事が出来ていないわけですからこれも摂食障害と言って良いと思われます。