摂食障害の原因 摂食障害治療
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摂食障害の患者さんの中には幼児期に問題がある家庭が見られます。覚えていない年齢であっても潜在意識の中に暴力を受けたり、両親の喧嘩を間近で見聞きしたりした事が残っているのです。
母親の愛情不足、育児放棄、父親の暴力やアルコール依存症、などがあった家庭の摂食障害確率は高いと言われます。
思春期になっても同じような環境だともっと大きな影響を受けてしまいます。
子供にとって、特に小さい子供にとってこの世で一番欲しい物は母親の愛情です。しかしそれを充分に受けられないでいると「嫌われるのは私が醜いから…」と思ってしまうのです。子供の純真で、でも未発達な心はその辛い状況を親のせいには出来ず、すべて自分が悪いと考えてしまうのです。
家庭環境の悪さが続き、思春期を迎えても変らないと今度はそれが摂食障害という行動に出てしまいます。そこには「自分が痩せて美しくなれば可愛がってもらえる」という意識と「いけないとわかっているが、叱られる事で自分に関心を持ってもらいたい」という意識が混在していると思われます。
このような摂食障害の場合は本人の治療だけでは不十分です。一時的には治っても再発の可能性が高いからです。家族の問題を解決しなければ根本的な完治は難しいのです。
又、父親からの暴力がある場合はそれに対する無言の抗議として拒食症を引き起こす事もあります。更に性的暴力を受けていたりすると更に深く傷付き心を閉ざしてしまいます。
家族に問題意識が無い場合でも、もう一度これまでの家族関係を見直す事で思い掛けない原因がわかる事もあるのです。
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